◆◇◆◇◆◇◆◇◆  文化宮殿のイベント情報 -1-  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

…文化宮殿で開催されるイベント情報をお届けします…

そのA 『ルーマニアの古き農村展』  (2005年6月10日〜8月28日)


◆ ポスター
文化宮殿内「皇帝の間」、「現代美術ギャラリー」の2箇所で、2005年6月10日から8月28日まで、「ルーマニアの古き農村展」を開催しております。(入場無料)この企画は民族館と美術館の共同企画により実現することができました。民族館からは農村部で使われていた農具など、美術館からは民族的な絵画などが多数出展されています。


◆ 目玉
今回新しく収蔵品に加わった目玉は、コレ!何だと思いますか?その名も「大きなベンチ」。意味がわかりませんね。(笑)実はワイン用のタルを作る時の万力とでも言いましょうか、プレス機です。これで木材を曲げて樽を作るのです。古いものですが、最近農村部から買ってきたと聞いたので、おそらく最近まで現役だったのでしょう。

◆ 民族衣装
モルドバ地方の民族衣装です。色が黒っぽいので年配のご婦人用かと思われます。刺繍がすっきりと少なめなので農作業用かと思いましたが、金糸が使われていますし状態も良いですね。ルーマニアの民族衣装は1500年も変わっていないといわれています。ですので、これが1世紀前のものといわれても現在の衣装とほとんど違いは見られません。

◆ 木製品
農村部で使われていた道具です。右側は装飾されたミルク用柄杓?真ん中は装飾ツイカ(ルーマニアのキツーい果実酒、アルコール度50%前後)入れです。そして、左側2つはおもしろいですねー。これはヤギなどで作るチーズの型なんですよ。それぞれの家庭や村でこの木型を掘るんですが、買う時に模様を見てどこで作られた<`ーズか解るのです。ルーマニアは乳製品のバリエーションが豊富で単語もたくさんあるのですが、味の違いはイマイチわかりません。普通は丸い型です。民族館の常設展示では多くのチーズ型が展示されています。

◆ 陶器
アンティークのルーマニア陶器です。緑と黄色の薬のものは現在でも高価で、ハンガリー人の居住地であったところに多く見られるので、東方から流れてきた技術かと思われます。右下のものは動物の角を使用した装飾火薬入れです。狩猟の時に持っていました。これも常設展示で多くの種類を見ることができます。

◆ ちゃぶ台
これは昔農家で使われていた作業台と椅子です。こんな低い机にも、決して地べたには座らないんですね。私もずっとちゃぶ台を探していましたが、今のところ博物館でしか見ていません。この椅子はまだ販売されています。写真では食事風にアレンジ。ミルク壺とお皿はマラムレシュ地方の高価なものです。布のセレクトもベージュと渋い。普通は赤ですね。最近この伝統的な織物もベージュが出てきました。

◆ 卵
場所が変わって個展ギャラリーです。こちらのイースターエッグは昔のタイプ。基本の赤・黄・白が使われています。表面がマットで色あせ感もあり、良い感じですね。古いので、中身は抜かずにゆで卵に描いています。年々中身が縮んで、振るとコロコロ音がするかもしれません。

◆ 絵画1,2
地元の有名な画家達も民族的な絵を描いてます。マラムレシュ地方に行けば、今でもこの衣装で農作業をしています。スカートの前後にたらしてある布は麦など、収穫したものを包んで運ぶ役割もあります。農作業中の絵画が多いのは、こうした文化が農村部でしか見られなくなってきたことを意味するのかもしれません。

◆ おまけ
開会式後の軽食です。今回はテーマにあわせてルーマニアの伝統的なお菓子を集めて見ました。素朴な味で美味しいんですけど、どれも粉っぽくて同じ味。「これは牛チーズのパイで、これがヤギチーズ、こっちは甘いチーズパイだよ。」という具合です。赤いのはイースター用のゆで卵。赤く染めてありますが、むいてしまえばいつものゆで卵でした。